- ◆ エッジ≠プレイヤー ◆
鬱状態が長すぎるんだよね。いや厳密に言うと、他の仲間とエッジの鬱期間の差が大きい、というべきか。
とにかく、プレイヤーの意思に反して鬱々な状態が続いたのは、正直かなりストレスが溜まった。「いつになったら立ち直るんだよ」とよくぼやいたもんだ。
鬱になるきっかけとなった言動が過去に起因しているのは分かるものの、そこはイベント交えて掘り下げてほしかったところ。
◆ フェイズの立ち位置 ◆
ロークにいる間、フェイズ目線でシナリオが進行していく場面が多々あるが、そこが「エッジ≠プレイヤー」を助長しているように思える。
フェイズの心境の変化は、シナリオの根幹に関わるとはいえ、フェイズしか知らない情報をプレイヤーが共有すると、エッジ目線に戻った時にフェイズの心境に気付けないエッジに苛立ちを覚えてしまう。
シナリオ進行の上では、基本の目線はエッジ（もしくはレイミ）。フェイズの言動は多少匂わせる程度にして、最後の最後で暴露した方がエッジ目線を保てたような気がする。
◆ フォーチューンベイビー ◆
最初のケニー司令の台詞を見るに、今回の宇宙開拓においてフォーチューンベイビーの存在は割と大きな位置を占めていたはず。
にも関わらず、発現者がわずか３人で、しかもエッジとレイミが同じ艦、っていうのに若干の違和感があった。
適材適所はあるだろうけど、エッジとレイミの力がお互いを補う力って訳じゃないし、同じ艦にする必要はまるでなかった気がする。
むしろ、「フォーチューンベイビーは４人以上いて各艦配置されていたが、宇宙開拓時のトラブルで能力を十分発揮できず、生存出来たのは３人だけだった」方がしっくり来るかなぁと。
レイミとは別々の艦になっても、エイオスで合流すれば戦闘に支障は出なかったはずだし。
◆ だから攻略本で補足はするなと ◆
シナリオに関わらない裏話ならまだいい。でも、誰が見ても「？」と思わざるをえない謎だらけのイベントの補足を攻略本でするのはやめろ。
特にエンディングの補足とか酷すぎる。エッジがどうやって生還したか、攻略本見ない人が理解できるとは到底思えない。
そもそも、シナリオ上で伏線は回収すべきじゃないか？
◆ 足を引っ張っているのは前作のシナリオ ◆
３の話がなければ、多分４の話もある程度許容範囲におさめる事ができたはずなんだけどねぇ…。
敵の正体や敵対する理由が、３をプレイしてればなんとなく分かってしまうし。そこでまた、主人公達とプレイヤーで知識の差が開いてしまうのがキツい。
- 全体的に濃いんだよね。よくまとまって行動できるなぁって思わないでもない。
◆ エッジ ◆
序盤は嫌いじゃなかったんだけどねぇ…あのシナリオ以降はちょっと…。
戦闘の性能は申し分なし。前線に出れて、治癒も状態異常回復もできる優れもの。でもＡＩに任せると、呪紋ばっか使いまくるのが何だかなぁ。
◆ レイミ ◆
戦闘終了時の彼女のカメラアングルは…まぁ、お好きな人がいるんでしょうね。
でも、アラネアの砦脱出時のイベントムービーにもその話を持って来なくてもいいような気がするなぁ。
突出したエッジ贔屓が癇に障るけどね。彼女みたいなキャラは、不甲斐ない幼馴染にビンタ一発食らわす位の気概が欲しかった。
ＰＡは…青臭い話が多すぎて殆ど見てなかった気がする。
◆ フェイズ ◆
途中離脱するキャラ故に使ってあげたいのはやまやまだけど、如何せん性能が中途半端過ぎる。
必殺技があれば、使い勝手も良くなったんだろうけど…まぁ良すぎても離脱が惜しくなるだけかな。
キャラクターの中で一番のお気に入りは彼です。リムルとの掛け合いは楽しいよね。
◆ リムル ◆
序盤雑魚戦闘ではもっぱらこの子を使用。サイトアウトの仕草がカワイイのぅ♪あと、呪紋よりも必殺技の方が性能が良い気がする。
あと、ロングレンジの通常攻撃のホーミング性能もなかなか。
フェイズ絡みのイベントでは、この子だけが唯一の良心、って感じがして切ないなぁ。
◆ バッカス ◆
ロークでの行動中、大人の見識を駆使してパーティを引っ張っていくべきだったのはこの人だったんじゃないかと思わずにはいられない。
何ステルス使って隠れてるんですかバッカスさん。
まぁ、引きずられて脱出とか、愛妻家とか、ブルマやメイドさんに興味持つとか、突っ込みどころ満載イベントの担当は１人欲しいよね。
戦闘についてはＡＩにお任せなのでノーコメントで。終盤、武器防具が充実していくと、急に強くなってビックリ。
◆ メリクル ◆
格好が気になるけど…まぁ昔から、レッサーフェルプールはああいうものなんでしょうなぁ。１もそうだったし。
必殺技の性能は結構いい感じ。結構コンボ決めやすい方かな。でも、やっぱリーチが短いのが怖い。
いつ攻撃が外れるのかとヒヤヒヤしてしまう。サイトアウト時のモーションはカッコいいです。
◆ ミュリア ◆
とにかく足がお・そ・い。サイトアウト時のモーションは綺麗ですなぁ。まぁ、戦闘についてはほぼＡＩにお任せなんだけど。
エッジとのＰＡは割と好き。参入が遅かったせいで少なめなのが残念だけど。
◆ サラ ◆
ここまで書いた時点で書くのを綺麗に忘れてた位、存在を忘れてた人。それだけ、イベントの少なさと戦闘での使わなさが反映されてるとも言えなくもないですなぁ。
専門的な会話になると、リムル＆メリクルとセットで下がっちゃう事も原因にありそうだけど。そういう時こそ、知識皆無の人間の穿った意見を聞きたかったなぁ。
◆ エイルマット ◆
戦闘がとにかく強い。ＭＰ切れるまでがんがん押して行けるのは強み。これでマジックウェポン使えると完璧なんだけど…まぁ多くは言うまい。
けど、自分を死神って言っちゃうのはちょっとどうかと思わないでもなく…まさかタナトスって名前も、自分でつけたのかなぁ。
まぁ、バロックダーク突入時の援護射撃はカッコよかったっす。
★ ウェルチ ★
ＳＯ３からの壊れっぷりが目立つけど。ま、ああいうキャラは１人は欲しいよね。
正直な話、エッジの鬱状態の時、彼女のイベントの最後の言葉が一番心に染みた。疲れてる時、美味しい物食べてぐっすり休むのが一番の特効薬だよね。
★ イレーネ ★
彼女がタトローイ辺りにいて、何も言わずにエッジを引っ叩いてくれるだけで、シナリオが大きく変わったかもなぁ。
とりあえず姐さんとお呼びしてもいいでしょーか。
★ クロウ ★
ある意味エッジよりも主人公らしいキャラ。だから「壁」な訳なんだけど。彼が主人公だった方が、話としては面白い方向に傾いたんじゃなかろうかとそんな気もしますな。
彼女とどういう大恋愛になるのか、かなり気になります。
★ ジオット ★
彼がパーティインする話もあったという事だけど、あの性格を見るに、サラのポジションだったのかなーと思わないでもない。絡みにくそうではあるけど、ルックスは好き。
- ◆ 戦闘 ◆
戦況に応じて特殊なボタン操作をする事も多い為、ファイトシュミレータの存在は大分ありがたかった。最後のテスト戦闘だけはかなり難しかったけどね。
リンクコンボが手に入れば、割とさくさく必殺技を繋げられるので、うまく繋がるよう考えるのも面白い。
ラッシュコンボの一方的に叩けるのが、爽快感があって良かったです。
◆ 機種ごとの差 ◆
Ｘｂｏｘ３６０は移動の度にディスク交換をしないといけないらしいから、惑星間移動を頻繁にするこのゲームでソレはかなり厳しいだろうなぁ。
当方はＰＳ３だったので、そこの不便さはなかったけど。
ターゲット切り替えは、Ｘｂｏｘ３６０はなし。ＰＳ３はあり。でもまぁ、変更しなくても適当な敵を叩きに行ってるのであまり気にしてませんが。
◆ アイテム ◆
アイテム量が多い為入手した武具が誰の装備品が分からず、結構混乱した。名前を見ても分からない何に使うアイテムか分からないものが多すぎる。
最近手に入れたアイテム一覧～みたいなページが欲しかったなぁ。
◆ コレクション ◆
ゲームの猛者が数ヶ月かかってようやくコンプできるような代物、必要だったとは到底思えない。これ外す事で補えるシナリオはかなりあったんじゃないかと邪推したくなる。
- 背景諸々のグラフィックは綺麗だった。エイオスの極彩色のマップは目が疲れたけど、他の惑星は概ねいい感じだった。
各キャラクターの動きも、それほど違和感は覚えなかった。確かに、人形みたいな表情が良いとは言わないけど、そこは好みの問題かと。
だけど…バロックダーク突入時のカルナスの動きが酷すぎる。あれじゃ中にいる人間が船酔いで全滅するよ。
他の戦艦の動きは割と普通過ぎたのも違和感の原因なんだけど。
- 楽曲を楽曲として聴いている分には、申し分ない出来だと思う。さすが。
でも、それをゲームと合わせるとどうなのかな？って感じてしまう事が今回はあった。それが顕著に感じたのは戦闘曲かな。ボス戦とかイベント戦闘とか。
作り手も、敵の攻略方法に合わせて曲を練っているんだろうなぁ、なんて思ってたんだけど…。
今回は、楽曲に使われている楽器の数・音の数が多いせいか、曲の主旋律が聴き取りづらく、頭の中で曲が把握しづらく感じた。
形容しづらいけど…曲の方が前面に押し出されてて、肝心の戦闘が置き去りにされてる、という感じかな。
トライエースの作品は結構買ってるけど、戦闘曲と戦闘シーンが噛みあわないのは初めてだなぁ。
慣れれば悪くはないんだけど…ロークでの戦闘曲（ＳＯ１の曲のアレンジ）は変な感じがして、ＥｎⅡでの戦闘曲（ＳＯ２の曲のアレンジ）はしっくり言ったのは何でだろう。
- シナリオがなぁ…。補足事項がストーリー上で補われていないのが残念でならない。それ以外はバランスの取れた出来なんだけど…。
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