過失か、故意か。
<決済代行業者3社、4290万円全額を阿武町に返還も…口座の残金は計600万円>
山口・阿武町の4630万円の振り込みミス問題で、町はおよそ4300万円を法的に確保しましたが、振込先の容疑者が利用した決済代行業者3社の口座に残っていたのは合わせて600万円だったことがわかりました。
この問題は、阿武町が新型コロナウイルス関連の臨時給付金を誤って1世帯に4630万円振り込んでいたもので、このうち400万円を決済代行業者の口座に振り替え、不法の利益を得た疑いで、容疑者が逮捕送検されています。

阿武町の代理人弁護士は25日、副町長と取材に応じ、およそ9割の4300万円を確保した経緯を改めて説明しました。

町は、容疑者の税金の滞納から、国税徴収法などにより決済代行業者や銀行に対する差し押さえや取り立て処分を行いましたが、この過程で、決済代行業者から町に「お金を払いたい」と電話があったということです。
最終的に、決済代行業者3社は今月20日に容疑者が振り込んだおよそ4290万円全額を阿武町に返還しています。
しかし、弁護士が決済代行業者の口座がある銀行から得た情報によると、3つの口座に残っていたのは、あわせておよそ600万円だったということです。
容疑者は、「振り込まれた全額をネットカジノで使った」と話していました。
弁護士は、残っていた600万円すべてが容疑者のものかはわからない、他の客の金が入っていた可能性もあるとしています。

…という、何か複雑な事情を抱えているお話。

流れとしては、
1.役所、4630万円の振り込みミスに気付く
2.役人達が振込先の容疑者のもとへ直談判
3.銀行までお金を下ろしに行ったけど、容疑者に「今日は嫌」と言われてその日は回収不可
4.その後数日間役人達が容疑者宅に行くも会う事が出来ない
5.一方容疑者はお金をほぼ全て下ろし、別の口座に移す
6.容疑者「ネットカジノに全部使ったから返せない」と言う
7.山口県警は電子計算機使用詐欺容疑で容疑者を逮捕
8.決済代行業者3社から4300万円ほどが回収される
となるとか。

決済代行業者3社が返金してきた理由は分からないけど、
マネーロンダリング(資金洗浄)を規制する「犯罪収益移転防止法」も活用し、決済代行業者の3社に圧力をかけたんじゃないか、とか。
容疑者が「カジノに使い込んだ」と言ってるから、決済代行業者が賭博のほう助をした扱いになってしまい、警察のガサ入れが怖い、とかの意見もあるそうな。

私は振りこみミスした役人に同情してしまうなあ。
どんなに気を付けていても人は間違えてしまうものだし、問題が起こった後ちゃんとリカバリも入ってる。
チェック体制が甘かった、なんて話も聞くけど、今までそれでうまく行ってたんでしょう。
「こういう問題が発生しうる」と学習したんだから、対策はこれ以降の問題で、やっちまった事をとやかく言う意味は無いんだよね。
ミスした役人さんはえらい落ち込んでるだろうけど、それは是非周囲の人達が慰めて欲しいな。
出来ればこういうトラブルは起こってほしくないけど、仮に発生してしまった時の良い対処法となるといいねえ。

ある意味身を削った決済代行業者は、たまったもんじゃないだろうがね。
支払いきれなかった金額もそうだけど、あとは容疑者と業者間でどういう動きになるのやら…。



過失は…
私法上、一定の事実を認識することができるはずなのに、不注意で認識しないこと。
刑法上、行為者が不注意によって犯罪事実の発生を防止しなかった落ち度のある態度。
故意は…
私法上、自分の行為から一定の結果が生じることを認容しながら行為に出る心情。
刑法上、罪となる事実を認識し、かつ結果の発生を意図または認容している場合をいう。
だそうな。

複数の意味がある言葉は結構多いけど、こうかっちりと言葉が分かれてるって事は、分けておかないと都合が悪いって事なんだよね…。
2022.05.26 00:00 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 時事・ニュース
たまには近況でも。
まさに、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という事なのかも。

<お肌の話>
半年以上前から右手人差し指だけが荒れて皮がずる剥けてしまう事が続いていたんですが、改善されてきてるような気がするのです。
今まで皮膚科の先生は「出来るだけ水に濡らさないで。薬を塗ったらガーゼとかでガードして」と言っていたんですが。
最近になって「下手に保護すると体が治すのを怠けるから、出来るだけ保護をしないように」と方針を変更してきたんです。

サラサラタイプのハンドクリームはマメに塗って。水回りの家事はゴム手袋を着用。でも手洗い入浴は素手で行い。寝る前に塗り薬を塗って綿の手袋をはめて寝る。
最初は皮が剥けてきて、都度剥けた所をカットして過ごしてたんですが、1週間くらいで皮膚が馴染んできて、剥ける頻度が大幅に減ったんです。
まだ他の指と比べて油分が足りず、若干まだら模様が出来てますけど、順調、と言っていいのかも。

…もっと早くに気付けたかもしれないけど、まあ過ぎた話だよねえ。
先生は、ロシアとウクライナの戦争を引き合いにして「保護して援助した結果、より状況が酷くなる事もあるんだよね」と話してくれました。
良くなってきている指先を見てると、色々考えてしまいますねえ…。

<婦人科の話>
最近めまいが強く出る様になって、鬱々とする日々を過ごしてまして。
で、皮膚科の先生に「ホルモンバランスが崩れてないか、婦人科に見てもらった方がいいかも」と言ってくれて、婦人科へ行ってきました。

婦人科は行った事なかったんですよね。かなり昔、子宮頸がん検診で産婦人科に行ったくらいで。
結婚も出産もする気がないので、特に行く理由を感じてなくて。
でも、ホルモンバランスや更年期が不調に関わってるのかな…と気にしてはいたんです。

で、ホルモンバランスを血液検査で見てもらって、特に全く問題ないという結果が出ました。

生理が毎月来てるなら、ホルモンバランスの乱れや更年期ではない。
更年期は、元々持っている体質が強く出やすくなる期間。
めまいなら、ストレスが関係してる事が多い。薬でだましだまし過ごしてる人は結構多い。
…というお話を聞く事が出来たし、行った甲斐はあったかな。
何も分からないまま悪い方向に想像だけ膨らませても、良い事なんてありませんからね。

それにしても…。
昔、ストレスで食欲が落ちて痩せこけてしまった時も、普通に生理はあったんですよね。
ごはんの匂いでえずき、3食お粥で過ごし、お腹を壊し続け、全身筋肉痛に苦しめられ、あばらが浮き、シンデレラ体重を大幅に下回る程体重は落ちたんですが。
一方で、若い頃は生理不順が当たり前で。
特に身体的に不調はなかったんですけど、2週間生理が続いて次は2ヶ月後、とかも珍しくなかったりで。
そろそろ生理なのになかなか来ないと「お、今回は生理来ない月か。じゃあ次来るのは来月だな。ラッキー」なんて思ってましたけど、今考えると色々おかしいよなあ。
生理不順になる基準って一体何なんだろう…?と今更ながらに考えてしまいます。人間の体って不思議だよなあ…。
2022.05.19 00:00 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 近況・日常
人増えて、暗黙のルール崩れる。
神様が作ってくれた湧水を皆でありがたく分け合ってたのに、新参者が湧水の派川側に小屋建てて「ここら辺の水使うんなら10万円な」って言ってるイメージがするんだよね。

<「ゆっくり茶番劇」商標取得者の代理人が謝罪>
「ゆっくり魔理沙」や「ゆっくり霊夢」で人気の「ゆっくり茶番劇」が第三者に商標登録された件について、取得の代理を請け負った海特許事務所がおわびのコメントを発表しました。
この発表では、初めに「皆様に愛されている商標であることを存じておらず、ご迷惑をおかけ致したこと申し分けございませんでした」と謝罪。
続いて、爆破予告があったこと「『ゆっくり茶番劇』を愛しているからこその行為かもしれませんが」と前置きをした上で「冗談ではすまされませんので」と通報したことを報告しています。
今後については、商標権者と「ゆっくり茶番劇」が自身の商標であるはずと思われる人との間で話し合いなどが行われ、場合によっては無効審査がなされるかもしれないとしています。

…というお話。

この件については、「ゆっくり茶番劇」を商標登録した件で騒動となっているユーチューバー・柚葉さんの所属コミュニティは2022年5月15日、柚葉さんを「警告処分」にしたと発表。改善の見込みがない場合は、契約を解除するとしているそうな。

「ゆっくり」系の動画はよく見てますけど、「ゆっくり茶番劇」という名称自体は人気?と言われると首を傾げる所です。
茶番と言えば茶番なんですけど、実況関係なら「ゆっくり実況」になりますし、ざっくりと「ゆっくり」の表記が一番メジャーなんじゃないかなと。
だからこそ、「ゆっくり茶番劇」という名称なら文句は言われないだろう、と高をくくったのかもしれないか。

「ゆっくり」自体は、「東方Project」というゲームシリーズの二次創作コンテンツ。
東方Project原作者であるZUN氏は、二次創作にはかなり寛容な方で、この手の話で問題提起する事は殆どしないお方。
最近政治色の強い動画についてコメントを出した事はあるけど、要は「東方Project」やその周囲を脅かしかねない事態にならないと出張ってこない方なんだよね。
そんなZUN氏も「法律に詳しい方に確認します」とコメントするくらいなので、なかなか根の深い問題と言っていいのかも。

かつて「のまねこ」で騒動があったように、この手の話は「出したもん勝ち」みたいな所があるから、いつかはあるだろうとは思ったけど…。
これを許してしまうと、フリーコンテンツだった「ゆっくり」に似た商標権を出す輩が続出してしまいそう。
何とか無効審査の扱いになるといいな。

この一件をちょっと調べてたら、新発見が出て来てちょっと面白い。
大元は言うまでも無くZUN氏だけど、アスキーアートを作ったAA職人Dプ竹崎氏、作られたアスキーアートからイラスト化したイラストレーターまそ氏がいるそうな。
AAは「モナー」と同じ作者不詳扱いだと思ってたから、はっきりと関わっている人が分かるのは意外だな。

2ちゃんねる発の「モナー」は作者不詳扱いだったから、割と早々に「のまねこ」の商標登録を許してしまったのよね。
作者が明確な「ゆっくり」に手を出すヤツはいないだろうと思ってたけど…。
時を経て、作者の存在を認識しない人というのは増えていっているのかもしれない。
2022.05.16 00:00 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 時事・ニュース

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